できあがったきゅうりの名は。。

苦難をのりこえてできあがった
苦味がなくすっきり甘い
理想のきゅうりは、
こう名付けました。
magiQ
(マジきゅう)
丹精込めて
・本気(マジ)で育てている
・魔法(マジック)をかけたように
美味しくなった
という事実をこめた名前です。
そんなmagiQができあがるまでに
どんな作業をしているのか
シーズンの流れをご紹介します。
土づくり>栽培>収穫までの流れ
土づくり(たがやす)
きゅうりの栽培は
土を耕すところから始まります。
栄養をおぎなう植物性の堆肥
ミネラルをおぎなう貝化石
を加え、
さらに
カラッカラに乾かしたきゅうりの枝も
トラクターで混ぜこんでいきます。
土がよく混ざってふわふわになるように、
3回耕しています。

土づくり(米ぬかをまく)
土を耕したらあるものを全面にふります。
漬物にも使われる米ぬかです。
土の殺菌に効果を発揮するんですよ。

土づくり(うねを立てる)
米ぬかをふったら、
専用の機械を使ってうねを立てます。
1棟のハウスに3列。
5連棟のハウスが2つあるので
合計30列のうねが立ちます。
おいしいきゅうり専用の
ふかふかベッドです。

土づくり(通路をならす)

灌水チューブを設置する
長いうねにまんべんなく水を与えるのに
欠かせないのが灌水チューブ。
うね1本に2本ずつチューブを設置します。
全部のハウスで30本のうねを立てるので、
設置するチューブの数は60本!

マルチをはる
灌水チューブまで設置したら、
全面に隙間なく
透明なビニールシートを敷きます。
端から端まで2人で引っ張って、
微調整しながら全面に。
そして隙間ができる柱がある部分も
粘着テープでしっかり止めます。

陽熱消毒
マルチを張ったら
すべての扉をしめ切ります。
太陽の熱をつかった陽熱消毒です。
自然の熱で病原菌を滅菌する大切な工程。
地面の温度が60度になるのを目指して
真夏に約1か月締め切り放置します。
2020年の夏はハウス内の室温
約70度まで上がりました!!

支柱をたてる
きゅうりはどんどん上に伸びる作物。
その体を支えるための準備です。
きゅうりのツルが巻き付けるように
誘引ひもというものを張るのですが、
それを固定する支柱です。
1本のうねに等間隔に約20数本たてます。
全部で約600本です。

苗を植える穴をあける
いよいよ定植の準備です。
道具を使って等間隔に穴をあけていきます。
約60mのうねに約100本の苗を植えます。
全部で約3000本です。

苗を植える
いよいよ苗を植えます。
苗をポットから外して
事前にあけた穴に丁寧に植えていきます。
同時に水も与えます。
植えると同時にたっぷりと
水を与えることで
根がはりやすくなるんですよ。

誘引ひもを張る
伸びたツルがつかめるように
誘引ひもを張ります。
支柱についているひっかけに
かけながら
5本のひもを張っていきます。
合計30列のうねに張るひもの総延長は
約8000mです。

伸びてきた枝を固定する
ツルがひもをつかんでも
成長すると体を支えきれません。
紙テープを使って茎の部分を
誘引ひもに固定します。
きゅうりがどんどん伸びて
張っているひもの5本目まで
成長するたびに止めていく。
枝が倒れないようにする
とても大事な作業です。

葉っぱを切りととのえる
きゅうりは下のほうから
葉っぱが大きく育ちます。
・作業しやすくする
・上の葉っぱに栄養が生きやすくする
・風通しを良くする
ために、その都度
いらない葉っぱは切ります。

いよいよ収穫!
十分な大きさ、長さ、太さに育ったら
収穫です!
そのシーズン最初の1本が採れた時は
感動と喜びがあふれます♪

生育管理(えだをおろす)
収穫シーズンが終わるまで、
きゅうりはひたすら伸び続けます。
ほっておくと
・倒れたり
・絡まったり
・最悪折れてたり
ある程度伸びたら正しい位置まで
枝をおろします。
育てる枝の本数は全部でなんと
約12000本!
収穫しては伸び、
伸びてはおろして収穫し。
これの繰り返しです。
きゅうりの庭園ができあがります。
最終的なきゅうりたちの姿。
2mを超える背丈になり
鮮やかな緑のりっぱな姿に育ちます。
この姿をできるだけ保ちながら、
約半年の収穫期を共にします。
きゅうりが伸び続けるおかげで
あなたの笑顔を見ることが
できています
^^

